〜スパイスは、食事と健康な体を結びつける大切な役割をしている。 インドの台所は”キッチン・ファーマシー”と呼ばれる。〜 *ターメリック(ヒンディー語では「ハルディー」):日本では「ウコン」として親しまれている黄色のスパイス。インド料理に欠かせないもので、肝臓に効くことで知られている。また、抗菌作用もあることから皮膚に塗ったりと万能。 さらに、インドのお祭りや結婚式にも必ず使われインドの人には関わりの深いものなのだ。黄金色がインドでは縁起のよい神聖な植物とされている。 *ショウガ:体を暖める作用があり、風邪に効果的。また、脂肪を分解するので肥満防止にも効果あり。 *シナモン:消化作用と体を暖め、せき・風邪にも効く。 *カルダモン:消化作用とリラックス効果をもつ。皮をむいて種をかむと口のなかがすっきり。 *クミン:消化を助け、腸の働きを整える。食欲を湧かせる香りを持つ。 *チリ:赤唐辛子のこと、血行をよくし発汗作用をもつ、ビタミンCを含む。 *クローブ:解毒作用と殺菌効果をもつ。クローブ油は鎮痛作用があり歯痛に効果。のどの調子も整える。 *ガラムマサラ:カルダモン・シナモン・クローブなどの混合スパイス。各家庭がそれぞれのレシピをつくるため、インドには家庭の数だけガラムマサラの種類がある。 *アジョワン:胃とお腹の調子を整える。便秘を予防。
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